台湾の「修学旅行」、北アルプスに誘致へ 観光関係者が現地で商談

小山裕一
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 インバウンド訪日外国人客)が多く訪れることで知られる長野県白馬村大町市など北アルプス地域の5市町村の観光関係者が5月下旬に台湾を訪問し、日本の修学旅行に当たる「教育旅行」の誘致に取り組む。現地で学校関係者と商談し、北アルプス地域をアピールする。

 台湾で商談をするのは、県北アルプス地域振興局や旅行会社、観光協会、スキー場などでつくる「台湾交流促進派遣団」の13人。

 一行は28~30日に台湾で商談。宜蘭県や台中市南投県で、台湾の小・中学校、高校の教員や旅行会社の関係者約90人に会い、大町市からアクセスできる黒部ダム(富山県)のほか、白馬村や小谷村のスキー場などの観光資源をPRする。また、東京ディズニーランド千葉県浦安市)や世界遺産白川郷岐阜県白川村)の合掌造り集落などと併せ、北アルプス地域を巡る旅行日程を提案する。

 16日に大町市で記者会見した宮沢敏文団長(県議)は「小・中・高生のうちに北アルプス地域を訪れ、現地の学校と交流してもらうことで、大人になった時に観光客として再訪してもらう狙いもある」と話す。県北アルプス地域振興局によると、昨年6月にも同様の商談会を台湾で開き、分かっているだけで6校が教育旅行で北アルプス地域を訪れたという。

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