東武トップツアーズなど3業者を観光庁が処分 「下限割れ」で手配
角詠之
「下限割れ」の運賃で貸し切りバスを手配したなどとして、観光庁は旅行業者3社の支店や営業所について旅行業法に基づく9~14日間の業務停止の行政処分を実施したと26日発表した。処分は25日付。
観光庁によると、「東武トップツアーズ」(東京)の広島支店と「オリオンツアー」(東京)の本社営業所は、貸し切りバス事業者が届け出ている運賃・料金の下限を下回る運賃でバスを手配して旅行を実施した。「キャラバンツアー」(愛知)の東京支店では発着地がいずれも営業区域外の貸し切りバスを手配して旅行を実施した。
国土交通省によるバス事業者への監査で得られた情報を通じて判明したという。21日に3社から意見を聞く「聴聞」を実施した上で処分した。(角詠之)