「ライドシェア」東京 神奈川 愛知 京都の一部地域で来月開始

一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」のサービスが来月から曜日や時間帯を限定して、東京都や神奈川県など4都府県の一部の地域で始まることになりました。

「ライドシェア」をめぐっては、都市部や観光地では配車アプリのデータを通じて、タクシーが不足する地域だと認められた場合に、タクシー会社の管理のもとで行うことができる制度が来月から導入されます。

これに先だって、国土交通省は13日、4つの都府県の一部の地域でライドシェアのサービスを認めると発表しました。

認められたのは、
▽東京都は23区と武蔵野市、三鷹市
▽神奈川県は横浜市や川崎市など
▽愛知県は名古屋市や瀬戸市など
▽京都府は京都市や宇治市などの地域となっています。

これらの地域ではタクシーの不足に合わせて地域ごとに定められた曜日や時間帯に限って、一般のドライバーが有料で人を運ぶサービスができるようになります。

国内では過疎地などをのぞくと、ライドシェアが認められるのは初めてで、国土交通省はこれらの地域にあるタクシー会社の意向を調査した上で、申請のあった会社に事業の許可を出すことにしています。

また、今後、配車アプリのデータの分析が終了したほかの地域についても、タクシーの不足が確認された場合、順次、ライドシェアを認めていく方針です。