民事再生中のユニゾHD、再生計画承認 ホテル事業はKKRへ

長橋亮文
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 民事再生手続き中の不動産会社ユニゾホールディングス(HD)について、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が資金支援することなどを柱とする再生計画案が6日、債権者によって承認された。

 ユニゾHDは国内でビジネスホテルを展開し、東京や米国ではオフィスビルの賃貸・管理を手がける。ホテル事業はKKR、オフィス事業はシンガポールの投資ファンドの3Dインベストメント・パートナーズが支援する。東京商工リサーチによると、債権総額は721億円という。

 ユニゾHDは2019年、旅行大手エイチ・アイ・エスなどによる敵対的TOB(株式公開買い付け)を拒否。米投資ファンドのローン・スター・グループと組んで株式を非公開化した。だが、借入金の返済を迫られたうえ、コロナ禍で資金繰りが悪化。昨年4月に民事再生法の適用を東京地裁に申請した。(長橋亮文)

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