「北陸応援割」“同じ時期の開始こだわらない” 斉藤国交相

能登半島地震の影響を受けた北陸地域の観光業を支援する「北陸応援割」の開始時期について、斉藤国土交通大臣は、地域の実情を考慮して柔軟に対応し、同じ時期の開始にはこだわらない考えを示しました。

「北陸応援割」は能登半島地震の影響を受けた
▽石川県
▽福井県
▽富山県
▽新潟県の観光業を支援するため
4県で観光客の宿泊料金の一部を補助するもので、補助率は1人1泊当たり最大50%などとなっています。

この「北陸応援割」の開始時期について、国は早ければ来月以降に実施する予定ですが、斉藤国土交通大臣は、20日の閣議の後の会見で「2次避難先として利用されている宿泊施設もあるため、2次避難に支障が生じないよう宿泊施設に対し協力を呼びかける。2次避難の状況や住まいの提供状況など、地域の実情をよく考慮し、地域ごとに柔軟に対応してまいりたい」と述べ、4県すべてが同じ時期に開始することにはこだわらない考えを示しました。

「北陸応援割」をめぐっては、石川県の馳知事が災害対応を優先させるため、石川県内での開始時期は富山県や福井県とそろえず、独自に検討する考えを示しています。