中国 春節 国内旅行者数コロナ流行前上回る 消費も好調と発表

中国政府は、旧正月「春節」の連休期間中に中国国内を旅行した人の数が新型コロナ流行前の2019年を上回り、消費も好調だったと発表しました。中国では、不動産市場の低迷などを背景に景気回復は力強さを欠く状況が続いていますが、国営メディアは中国経済が好調だとアピールしています。

正月を旧暦で祝う中国では、今月10日から17日までの8日間は旧正月の春節に合わせた大型連休でした。

中国の文化観光省は、この期間中に中国国内を旅行した人の数は延べ4億7400万人だったと発表しました。

これは、新型コロナ流行前の2019年の連休を19%上回るとしています。

国内旅行の観光収入は6326億元、日本円で13兆3000億円余りと、去年の連休と比べ47%余り、2019年と比べ7%余り増加したとしています。

中国では、不動産市場の低迷などを背景に景気回復は力強さを欠く状況が続いていますが、国営メディアは中国経済が好調だとアピールしています。

また春節の連休中に海外旅行に出かけた人の数は延べ360万人で2019年に近い水準にまで回復したとしていて、行き先は、香港やマカオ、日本、韓国、東南アジアの国が多くを占めたということです。