老朽化した競輪場を75億円で再整備 ホテルやBMX施設、カフェも
和田翔太
老朽化が進んでいる高松競輪場(高松市福岡町)について、高松市は来年7月から建て替え工事に取りかかる方針だ。
観客席を減らしてコンパクトな施設に造り替え、余った土地にホテルや公園、カフェなどを設けて、家族連れなども楽しめるエリアにしていく。2027年度からのプレオープンを予定している。
市の再整備計画によれば、1950年に開設された競輪場を現状の収容人員(最大約1万4千人)から約8割減らし、最大2600人に変更。既存施設(約3万平方メートル)の約3分の1の大きさになる。
その上で余剰地に、サイクルツーリズム(自転車を活用した観光)の拠点となるホテルを中心に、BMX(バイシクルモトクロス)などの自転車競技を楽しむスポーツゾーンのほか、カフェ、ショップが並ぶマーケットゾーン、家族連れも楽しめる芝生広場や遊具も設け、周辺地域の活性化につながるイベントも開催する計画だ。
ホテルは、自転車愛好家らが自分の自転車を客室に持ち込めるようにして、周辺にある既存のビジネスホテルとの違いを打ち出す計画だ。
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