かんきつ産地「特別な縁感じる」 チェジュ航空社長、愛媛知事と面会

神谷毅
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 松山―ソウル線を運航している韓国の格安航空会社(LCC)チェジュ航空の金二培(キムイベ)社長が27日、愛媛県庁を訪れ、中村時広知事と面会した。同社は10月末から週5往復だった松山―ソウル線を毎日1往復に増便している。

 増便にあたっては、順調に利用客が増えている韓国人客に加え、韓国を訪れる日本人客をどう増やすかが大きな課題とされた。中村知事は「来年は県立高校7校が修学旅行で韓国を訪問する。2万人超の県内の大学生や専門学校生には、視野を広げるため、どんどん訪問してほしいとお願いしている」と説明した。

 金社長は今回の訪問で松山城や大洲市、内子町などを観光した。「日本の伝統的な小都市の美しさを実感した。韓国人はゴルフ好きで愛媛に来て楽しんでいる。日本の伝統文化とゴルフは完璧な組み合わせだ」と話した。

 さらに、済州(チェジュ)島は韓国でのかんきつの産地で同社が「かんきつ航空」と呼ばれていることも紹介。「愛媛もかんきつで有名。特別な縁を感じる」と語った。

 松山空港は来春、国際線ターミナルの増設をする予定で、県も支援している。(神谷毅)

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