仏アコー、ホテル「ノボテル奈良」を24年秋に開業
フランスのホテル会社、アコーは24日、「ノボテル奈良」を2024年秋に奈良市内に開業すると発表した。9階建てで客室数は264室。レストランや宴会場のほか、大浴場やフィットネスセンターなども備える。投資額は明らかにしていない。宴会場なども備える外資系大型ホテルの奈良進出は、20年の「JWマリオット・ホテル奈良」に続いて2軒目となる。
立地場所は近鉄新大宮駅から徒歩約10分で、大規模な国際会議などが開催できる奈良県コンベンションセンターから徒歩約3分。県産の木材を使用するなど、奈良の歴史や文化を五感で感じられるデザインとする。上層階のプレミアムラウンジからは奈良の景色を一望できる。
「ノボテル」はアコーが展開するブランドの中でも「アッパーミドル」の価格帯の位置づけ。日本法人の担当者は「奈良は海外での関心も高く、今後も発展する。25年の万博開催を視野に、ビジネスや観光で大阪周辺の都市への誘客期待もある」と説明する。
同社がノボテルブランドのホテルを日本で開業するのは、沖縄に次いで奈良が2カ所目。同社は現在、日本国内9都市に20のホテルを運営しており、25年までにノボテル奈良を含めて新たに6軒の開業を予定している。
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