エアライン, 空港, 解説・コラム — 2023年5月22日 11:23 JST

ANA、羽田2タミの国際線7/19から3年ぶり再開 ロンドンや台北など5便

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は5月22日、羽田空港第2ターミナル国際線施設からの運航を7月19日から3年ぶりに再開すると正式発表した。新型コロナ前の計画通り、路線により第2と第3(旧称国際線)の2つのターミナルを使い分ける。19日からはロンドン行きなど5便が第2ターミナル出発になる。

3年前に開業したものの閉鎖となっていた羽田第2ターミナル国際線施設=20年3月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 7月19日から第2出発になるのは、羽田午前8時55分発の香港行きNH859便、午前9時50分発の台北(松山)行きNH851便、午前9時55分発のロンドン行きNH211便、午前10時5分発の上海(虹橋)行きNH969便、午後1時20分発の台北(松山)行きNH853便の計5便。対象期間は夏ダイヤ最終日の10月28日まで。

 ANAによると、今回の5便は羽田での国内線と国際線の「内際乗り継ぎ」需要が見込めることが選定の主な理由だという。夏ダイヤ期間中は、今回の5便以外に第3から第2への大きな変更は計画していない。

 その他の便は従来通り第3から出発し、到着便は当日ターミナルが決まる。ANAの国内線は第2に発着することから、国際線と国内線の乗り継ぎ利便性が高まる。一方、ANAとコードシェア(共同運航)する他社運航便は、今後も第3発着のままとなる。

 第2ターミナルの国際線施設は、東京オリンピック開幕前の2020年3月29日に開業したものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で2020年4月11日から閉鎖。約3年3カ月ぶりの再開となり、閉鎖された日数は1194日に及ぶ。ANAによると、同社が第2に新設した国際線の出発ラウンジは国内最大規模を誇るという。

羽田空港第2ターミナル国際線施設の出発ロビー=20年3月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第2ターミナル国際線施設ANAラウンジ=20年3月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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