小豆島フェリー、船員不足で減便 福田―姫路航路

福家司
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 小豆島フェリー(高松市)は福田港(香川県小豆島町)と姫路港(兵庫県姫路市)を結ぶフェリー航路を18日から当面、通常の半分の3・5往復に減便する。減便ダイヤはフェリー1隻で姫路発3便、福田発4便。今回の措置は船員不足が主な原因という。

 同航路はフェリー2隻で7往復してきた。観光客が比較的多いため、コロナ禍による乗客減を受け、2020年から減便と復便を繰り返した。直近では22年3月21日まで3・5往復に減便していた。

 小豆島フェリーによると、定年や自己都合による退職者が多く、船員が不足しているという。7往復での運航をこれ以上続けると船員の休日が取りづらくなるとして、減便に踏みきる。ただし、利用者が多い大型連休の5月3~7日は7往復運航する。

 小豆島フェリーの担当者は、「コロナ禍で減っていたお客さんが戻ってきている時期で、減便は苦渋の決断だが、船員の労働環境を守りたい」としている。(福家司)

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