帝国ホテル、SDGsを実践する宿泊施設の国際認証を3事業所で同時取得


 帝国ホテルは3月22日、SDGsを実践する宿泊施設の国際認証を「帝国ホテル 東京」「帝国ホテル 大阪」「上高地帝国ホテル」の3事業所で同時取得したと発表した。

株式会社 帝国ホテルの3事業所(東京・大阪・上高地)は、SDGsを実践する宿泊施設を認定する「Sakura Quality An ESG Practice(サクラクオリティグリーン)」認証制度において、5段階評価のうち最高評価である「5御衣黄(ぎょいこう)ザクラ」を2023年3月19日に取得しました。なお「5御衣黄ザクラ」の取得は、当社が初となります。

 

 

“持続可能な観光”は、これからの観光業界にとって欠かすことのできないテーマであり、これまでも帝国ホテルグループは、SDGsを基盤とした取り組みを全社で進めてまいりました。

世界中の旅行者にとっても、旅先や宿泊先を決める際にサステナビリティへの配慮や意識が重視される中、当社グループのSDGsへの取り組みをより分かりやすく発信することが必要と考え、国際的な認証制度である「サクラクオリティグリーン認証」を取得しました。

一般社団法人 観光品質認証協会が運営する「サクラクオリティグリーン認証」(https://www.sakuraquality.com/)は、米国のグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC、https://www.gstcouncil.org/)が制定する国際規格をもとにした、SDGsを実践する宿泊施設の認証制度です。

同認証はSDGsの17のゴールに基づいた172項目で構成され、各施設はチェックシートへの回答や、調査員による現地視察を経て、5段階のレベルで評価されます。

この度、帝国ホテルグループの3事業所が認定された最高位の「5御衣黄ザクラ(Leaders)」は、172項目が満点の施設に与えられるもので、地域の指導役となる施設として認められたことになります。

今後もPDCAサイクルを回しながら、サステナブルツーリズムを牽引するクオリティの維持に努めてまいります。

 

【帝国ホテルグループにおけるSDGsへの取り組み例】

 

当社グループでは、脱炭素、食品ロス削減、脱プラスチック、ダイバーシティ推進等に取り組んでおり、2023年3月からはサステナビリティ調達方針を策定いたしました。

 

●脱炭素

直営事業所におけるCO2排出量を2030年度までに40%削減(2013年度比)、2050年度までに実質ゼロを目指し、ロードマップを策定いたしました。上高地帝国ホテルでは、先行して2022年度よりCO2排出量実質ゼロを達成。今後は、新ハードへの最新技術導入による環境負荷低減、省エネルギー活動の推進、再生可能エネルギーの導入を積極的に進めてまいります。

 

●食品ロス削減

食材仕入れの管理の徹底、調理時に食材を無駄なく使用する工夫等に加え、生ごみのリサイクル率は帝国ホテル 東京・帝国ホテル 大阪共に70%、上高地帝国ホテルでは100%を維持し、法定実施率を達成しています。

 

●脱プラスチック

プラスチック資源循環促進法に則り、同法が対象とする客室アメニティ等を代替素材へ切り替え、2022年度はプラスチック使用量を年間11t削減(2019年度比70%削減)することを目指します。

 

●ダイバーシティ推進

多様なライフスタイルの従業員が自分らしく最大限の能力を発揮することを目指し、女性の活躍推進、育児・介護支援、障がい者雇用を進めるほか、従業員の健康維持・増進に取り組む「健康経営」も推進しています。

 

帝国ホテル サステナビリティレポート

https://www.imperialhotel.co.jp/j/company/pdf/sustainability_report2022.pdf

帝国ホテル サステナビリティ調達方針

https://www.imperialhotel.co.jp/j/company/pdf/sustainability_policy_2023.pdf

 

 
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