3月20日、アリババグループの旅行プラットフォームFliggy(フリギー)は、1月から2月の中国人消費者による海外航空券予約数が、前年同期比で450%以上増加したことを発表した。また、同期間に、海外の旅先でツアーの予約、レジャー施設・観光スポットへのチケット、オンラインビザ手続きサービスなどを含む海外旅行商品のFliggy経由の注文数は、前年同期比で190%増加した。

渡航先で見ると、Fliggyにおける中国人消費者による「南極大陸」に関連した検索は、今年2月では前年同期比300%の増加。南極クルーズ旅行は新型コロナウイルス感染症の流行以前にFliggyで最も人気があった商品の1つで、ノルウェーのクルーズ会社が提供する南極クルーズ旅行には、2017年から2020年までに約6,000人の中国人観光客が参加したという。

また海外航空券の販売数においては、タイ、オーストラリア、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、カンボジア、ベトナムが上位を占めており、ヨーロッパ諸国への渡航にも関心が高まっている。

Fliggyは2023年2月下旬から1ヶ月間、海外旅行のプロモーションを展開し、最初の1週間で航空券、ホテル宿泊パッケージ、テーマパークの入場チケット、アイランドバケーションツアーなどを含む130,000点以上の旅行商品を販売。特に、北欧のフィヨルドや地中海を巡るクルーズツアーに関連した先行販売の人気が高く、1日で約2,000万円(100万元)超の売上を記録したという。