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セレブリティ、「日本発着に注力」。欧州クルーズの販売強化も

2023.03.03
業界

セレブリティクルーズは2日、都内でセミナーを実施。2024年以降も日本発着クルーズに注力することを明らかにした。

 

セミナーにはアジア地域のセールス・マーケティングディレクターのエイドリアン・アウ氏と、ビジネス・デベロップメント・マネージャーのレオ・チン・ヤー氏が来日、冒頭にあいさつをした。

 

アウ氏は2023年9月30日から「セレブリティ・ミレニアム」で横浜発着を実施することを説明。これがセレブリティクルーズにとって日本発着再開クルーズになるとした。さらに2024年は同船で3月~10月まで横浜を母港に12泊の日本発着クルーズ18本(片道を含むと20本)を実施することに触れ、同社が日本発着に注力していると明かした。一方で日本における販売については、「2023年は特にヨーロッパに注力したい」と語った。

 

アウ氏はセレブリティクルーズの5隻が「フォーブストラベルガイド2023」で星を獲得したことも明かした。ソフト面では2019年から船上でのプラスティック・ストローを排除、プラスティック製品の削減に注力し、環境に配慮していくとした。

 

セミナーでは2019年からセレブリティクルーズのストラテジックパートナーであるクルーズプラネットの小林敦社長も登壇。

 

「2019年にストラテジックパートナーとして契約を結んだが、その後コロナの影響が大きくなった。ようやく今年から本格的に復活することをうれしく思う。セレブリティ・ミレニアムの日本発着は12泊と長めで、乗客はインターナショナルが中心となる。ただ供給が増えると需要も増える。2024年の日本発着は日本のクルーズ市場の底力を見せるいい機会にしたい。積極的に販売を行い、2025年、2026年とセレブリティクルーズの日本発着が定着するように、クルーズ業界をあげてがんばっていければ」と抱負を述べた。

 

その後日本地区代表セールス&マーケティング、ストラテジックパートナーであるクルーベル・コミュニケーション・ジャパンの松浦勇気氏が登壇、セレブリティクルーズの最新情報を伝えた。セレブリティクルーズでは先日、メタバースを利用した「ワンダーバース」というサービスを発表。メタバースを使ってセレブリティの船内やサービスについて知れるこの新サービスについて説明した。

 

加えて同社は近年ディスティネーション、美食、サービス、デザイン、ウェルビーイング(健康)を5つを柱としており、今後も強化していくとした。

 

同社はまた「ALL INCLUDED」というクルーズ代金システムを導入している。これはドリンクや船内Wi-Fi、チップなどが含まれた料金体系で、クルーズだけの料金よりもコストパフォーマンスよくさまざまなサービスが利用できるとした。そのうえで、「専用のダイニングなどを擁す『アクアクラス』の利用がおすすめ」と語った。

 

写真はセールス・マーケティングディレクターのエイドリアン・アウ氏

セレブリティ、「日本発着に注力」。欧州クルーズの販売強化も
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