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福岡市地下鉄七隈線の延伸区間(天神南―博多間、1・4キロ)の開業が今月27日に迫った。同市中心部の2大拠点である天神(中央区)と博多(博多区)が新たな地下鉄路線で直結し、中間地点には新駅「櫛田神社前」(同)が設けられるため、都心の回遊性向上が期待されている。新駅周辺では、開業を祝う準備が進んでいるほか、市交通局は運行開始に向けた最終的な調整に入っている。(饒波あゆみ、原聖悟)
商店街歓迎
櫛田神社前駅そばの川端通商店街(上川端、川端中央)では、開業に合わせて街を盛り上げようと、アーケード街に三角旗を飾りつける。三角旗は「櫛田神社前駅」「中洲川端駅」「祝うた~延伸開業」と書かれた3種類、計約3000枚を用意。両駅の間を貫く商店街をアピールする。
商店主らは仕事の合間を縫って集まり、3種類を交互にひもに通している。9日にはアーケードの天井部分に一斉に飾りつける予定だ。
上川端商店街振興組合の正木研次理事長(57)は「市南西部の方や博多駅からの観光客に直接来てもらえる。櫛田神社など博多の歴史、文化が息づくこの地域に足を運んでいただけるよう、盛り上げとおもてなしをしていきたい」と話す。