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フッティルーテン、第4四半期は収支改善

2023.03.02
業界

フッティルーテン・グループは1日、2022 年第 4 四半期の決算を発表した。売上高は1 億3550万ユーロで、前年同期比 80%増だった。全フリートの運航再開と乗客1人当たりの売上単価が上昇したことなどが奏功し、調整後EBITDAで50万ユーロの黒字となり、前年同期に比べ収支は大幅に改善した。

 

通期売上高は5億7651万ユーロ(前年同期2億2268万ユーロ)、純損失は2億2005万ユーロ(同2億8219万ユーロ)となった。

 

予約は引き続き堅調で、2023年2月27日現在、前年同期比 9%増の4億3,200万ユーロの新規売上を達成。過去30日間で、2023年売上分として5700万ユーロ計上した(前年同期比 185%増)。

 

2月27日現在、同社の上半期の予約は2億5400万ユーロで、前年同期の1億9600万ユーロに比べ30%増と好調に推移している。

 

第4四半期の稼働率は57%。売上単価はクルーズ1人1泊当たり312ユーロで、コロナ禍前の2019年同期(223ユーロ)に比べ大幅に改善した。ただし、コストについては原油価格の高騰と一般物価の上昇に影響されたと同社は説明している。

 

同グループは極地クルーズなどを得意とするフッティルーテン・エクスペディション、ノルウェー・フィヨルドを定期運航するノルウェー沿岸急行船、スバールバル諸島のツアーランドオペレーター、フッティルーテン・スバールバルの3ブランドを運営している。

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