ANAとJAL、燃油サーチャージ引き下げ 4・5月発券分
全日本空輸(ANA)は1日、国際線の旅客を対象にした4・5月発券分の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き下げると発表した。欧米行きなどは従来比1万6000円減の片道3万3000円、ハワイ行きなどは同1万100円減の2万1000円とした。
日本航空(JAL)も欧米行きなどを1万200円減の3万6800円、ハワイ行きなどを6900円減の2万3600円とする。
4・5月のサーチャージの指標となる2022年12月〜23年1月のケロシンの平均価格(シンガポール市場)は円換算で1バレル1万4992円と、22年10・11月から15%下落した。両社の燃油サーチャージはロシアのウクライナ侵攻などを受けた原油高を反映し、10・11月発券分で過去最高水準となったが、引き下げが進んでいる。