台北便が4月から運航再開へ 3年ぶりに佐賀空港の国際線が復活

寿柳聡
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 佐賀県は16日、台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が4月2日から佐賀―台北便の運航を再開すると発表した。佐賀空港は、「海外LCCの拠点を目指す」という山口祥義知事の方針で2016年1月に愛称を「九州佐賀国際空港」に変更。新型コロナ禍前は3社4路線が運航していたが、20年3月にタイガーエア社の台北便が運休して以降、国際線がゼロになっていた。

 同社から県への連絡によると、10月26日まで日曜日と木曜日の週2往復を予定。ダイヤは午前7時10分台北発―同10時35分佐賀着と、同11時35分佐賀発―午後1時5分台北着。料金などは近く発表するという。

 佐賀空港のほかの国際線は、中国LCCの春秋航空の上海線と西安線、韓国LCCのティーウェイ航空のソウル線。県はまずソウル線再開に向けてティーウェイ側と調整を進めているという。

 県空港課によると、2018年度の佐賀空港の国際線利用者は22万9千人。担当者は「運休期間中もターミナルビルの拡張など再開を見据えた再整備を進めてきた。利便性があがり海外客にも喜んでもらえるはずだ」と期待している。(寿柳聡)

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