旧メルパルク、シャトレーゼが取得 来春に再オープン

菅沼遼
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 9月末に営業を終了した旧ホテルメルパルク長野(長野市鶴賀)の土地と建物を、和洋菓子の製造・販売を手がけるシャトレーゼホールディングス(HD、甲府市)が取得したことがわかった。建物の一部を改修し、来春に「シャトレーゼホテル」として再オープンする予定。菓子の直営販売店や見学ができる菓子製造工場も順次開く計画だという。

 ホテルメルパルク長野は長野郵便貯金会館が前身で、長野オリンピック(五輪)の前年の1997年に今の場所に移転した。長野駅東口から徒歩5分の位置にある。敷地面積は約9千平方メートル、建物は地上10階、地下2階建て。客室90室のほか、シアターホール、パーティールームなどを備えている。

 同HDは菓子店を全国展開するほか、ホテル、ワイナリー、ゴルフ場、スキー場も営業している。今月1日付で旧ホテルメルパルク長野の不動産を日本郵政から取得。購入価格は十数億円という。ホテルは全国で8カ所目、長野県内で3カ所目となる。ブライダル事業も検討しているという。

 同HDの斉藤貴子社長は広報を通じて「スイーツメーカーならではの『思いやりと元気のある』、品格あるホテルを創り上げる所存です」とコメントした。(菅沼遼)

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