Travel Pulseによると、ハワイ州産業経済開発観光局(DBEDT)が「2022 Statistical and Economic Report」を発表し、2023年に米国で予測される景気後退の影響をハワイ州は回避できるとの予測を示した。

国内観光需要は現在も堅調であるほか海外からの観光客も徐々に回復しているためで、米国全体の経済成長予測が下方修正されたのに対しDBEDTは第3四半期時点の予測を維持した。具体的には、米国全体が2022年に1.8%、2023年は0.2%の増加となっているものの、ハワイはそれぞれ2.6%増と1.7%増と予想されるという。

今年はハワイ、マウイ、カウアイの各島は観光客数がすでに2019年比95%まで回復。日本など外国人の多いオアフのみ80%を下回っている状況という。

10月までの観光客数は全体で760万人で19年比88.6%となったが、米国からの国内旅行が113.8%となった一方、外国人は38.1%に留まっているという。