相鉄「悲願」の都心乗り入れ、渋谷・目黒へ時短で 東急沿線に恩恵も

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土居恭子
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 相模鉄道(相鉄)と東急電鉄(東急)が相互直通運転する「相鉄・東急直通線」が来年3月に開業することになり、24日に運行計画(ダイヤ)の概要が発表された。

 直通線の構想が持ち上がったのは2000年。国の運輸政策審議会の答申が始まりだった。03年に国や事業者らの懇談会が開かれ、構想が具体化し、実に20年以上かけて結実した。

 相鉄は首都圏の大手私鉄のなかで唯一、東京都心に乗り入れていなかった。19年に西谷駅(横浜市保土ケ谷区)と羽沢横浜国大駅(同市神奈川区)を結ぶ相鉄・JR直通線が開業して新宿方面までアクセスできるようになり、「悲願」を達成した。

 今回新たに開業するのは、羽沢横浜国大駅と新横浜駅(同市港北区)を結ぶ「相鉄新横浜線」の4・2キロと、新横浜駅と東急線の日吉駅(同区)を結ぶ「東急新横浜線」の5・8キロの計10キロ。

 これによって相鉄沿線の二俣川駅(横浜市旭区)や湘南台駅(藤沢市)に加え、海老名駅(海老名市)などの神奈川県央部から乗り換えなしで渋谷、目黒方面にアクセスできるようになる。

海老名→目黒が53分、湘南台→渋谷が51分に

 今回発表されたダイヤの概要…

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