消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
インターネットマーケティング支援を行うフルスピード(東京都渋谷区)は、47都道府県の公式観光サイトを対象にした「自然検索流入数」に関する調査を実施した。その結果、1位は大阪府(46万2535)だった。
本調査は、SEO分析ツールAhrefs(エイチレフス)を活用。47都道府県のもつ公式観光サイトの検索流入数を見てみると、1位が大阪府で、2位の東京都(39万6228)に対して7万ポイントほどの差があった。
流入上位の11都道府県について、2019年1月以降の検索流入推移を調査したところ、東京都以外の公式観光サイトの流入傾向はほぼ似たような結果に。特に21年11月と22年5月のGoogleコアアルゴリズムアップデートで、ほとんどのサイトが流入減少に転じ、その後に回復の動きを見せている。
一方、東京都だけが新型コロナウイルスが流行した20年から流入が減少。その後は持ち直しているものの、大きな伸びはまだ見えていないことがうかがえる。
流入上位だった11都道府県の公式観光サイトについて、19年9月と22年9月の検索流入数を比較し、どの程度の伸びがあるのか見てみると、熊本県が最も高かった。愛知県、新潟県と続いた。東京都は推移の動きが他府県と違うことに加えて伸び率も低調だった。
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