サウジが新航空会社を計画、「A350」約40機発注も=関係者

サウジが新航空会社を計画、「A350」約40機発注も=関係者
サウジアラビアが新たな航空会社を立ち上げる計画の一環として欧州エアバスの「A350」を40機近く発注する交渉を進めていると、業界関係者らが明らかにした。写真は、モスクワ郊外の航空ショーでデモ飛行のため離陸するA350。2019年8月29日に撮影。(2022年 ロイター/Tatyana Makeyeva)
[パリ/ドバイ 23日 ロイター] - サウジアラビアが新たな航空会社を立ち上げる計画の一環として欧州エアバスの「A350」を40機近く発注する交渉を進めていると、業界関係者らが明らかにした。
カタログ価格で120億ドル相当の契約で、サウジ政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」が買い手となる。承認されれば、サウジが国際会議「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(FII)」を開く今週にも発表される可能性があるという。
関係者によると、RIAという名称になる見通しの新航空会社向けの契約を米ボーイングも獲得するかどうかは不明。関係者の1人は、交渉はまだ終わっていないと述べた。
PIFはジェット機約75機の購入を交渉しており、別の関係者によると、サウジはボーイング「787」の採用に傾いている。
複数の関係者は、米国とサウジの緊張が深まる中でFIIが開かれるとし、航空機メーカーの選択は政治的な影響を受けるとみる向きが多いと指摘した。

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