集約は新滑走路合わせ検討 成田空港三つのターミナル

成田国際空港会社の田村明比古社長
成田国際空港会社の田村明比古社長

成田国際空港会社の田村明比古社長は29日の定例記者会見で、3カ所に分かれている成田空港旅客ターミナルを1カ所に集約する計画に関し、令和11年3月に予定している新滑走路の完成に「大きく遅れないほうがいい」と述べ、具体案の策定を急ぐ考えを示した。「旅客施設も機能向上させる必要がある」とも話した。

田村社長は「新しい空港をつくり直すチャンス。(航空機の)乗り換えの利便性が重要なポイントだ」と話した。

また、8月に成田空港を利用した国際線の日本人旅客数は、前年同月比6・7倍の34万194人だった。水際対策の緩和が進む海外へのビジネスやレジャーが増加した。国内線旅客便の発着回数は過去最多の5193回だった。3年ぶりの行動制限のない夏休みでレジャー需要が増えたという。

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