エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2022年9月28日 14:23 JST

ANA、A380を12月から週5往復 国際線運航率4割超え

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 全日本空輸(ANA/NH)は9月28日、国際線運航計画を発表した。対象期間は10月1日から冬ダイヤ最終日2023年3月25日まで。総2階建ての超大型機エアバスA380型機による成田-ホノルル線は、12月から3月まで週5往復に増便する。12月以降の国際線の運航率は44%となる。

ANAのA380=22年7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 成田-ホノルル線は7月1日にA380で運航を再開。現在は週2往復で成田発の運航日は金曜と土曜、冬ダイヤ初日の10月30日からは水曜を増便して週3往復運航する。12月1日からは週5往復に増便して水曜から日曜まで運航する。

 3月6日からは週7往復に増便するが、4クラス520席のA380は週3往復で火曜と金曜、日曜発に投入。残りはボーイング777-300ER型機(4クラス旧212席仕様)で運航する。ANAによると、A380は整備に入るため777も投入するという。777は個室タイプのファースト・ビジネスクラスの新仕様機ではなく、スタッガードタイプのビジネスを搭載する機材となる。コロナ前の成田-ホノルル線は週14往復で、1日2往復のうちNH184/183便を運航、NH182/181便は運休を継続する。

 羽田-ホノルル線は現在週5往復で、10月30日からは週7往復運航。同日からは成田-バンクーバー線も週5往復から週7往復に増便する。

 コロナ前の2020年度事業計画と比べた国際線運航率は、10月が37%、11月が43%、12月から3月は各月44%となる。

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【お詫びと訂正】
記事初出時にA380が3月から週7往復になるとお伝えしますが、正しくは成田-ホノルル線は週7往復になるものの、機材繰りの関係で週4往復は777-300ERを投入します。見出し及び本文は訂正済みです。お詫びいたします。(22年9月28日 16:28 JST)