米ボーイング、年内に150人程度の人員削減へ 国内財務部門など

米ボーイング、年内に150人程度の人員削減へ 国内財務部門など
 9月20日、米航空機大手ボーイングは、年内に150人程度の人員削減を行うとロイターに明らかにした。写真はブラジルのサンパウロで2018年8月撮影(2022年 ロイター/Paulo Whitaker)
[20日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは20日、年内に150人程度の人員削減を行うとロイターに明らかにした。企業組織を簡素化し、製造と商品開発により多くの人材を割くためで、国内のITと財務部門が対象。
同社はこれまでにエンジニアリングや生産で問題が発生しており、今年に入って1万人ほど人員を増やすとともに、エンジニアリングと製造部門の採用を加速させて市場の需要に対応していた。
2018年と19年に発生した737MAXの墜落事故を受け、連邦航空局(FAA)は同社への監視強化などの方針を発表。政府は先月、787ドリームライナーの納入を21年以来初めて承認した。ボーイングは21年5月、FAAが同社提案の点検方法に懸念を示したことから納入を中止していた。

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