エクスペディア、新たなサステナビリティ戦略を発表、誰でも旅行が楽しめる環境整備、DMO向け、BtoBプログラムも

エクスペディア・グループは、新たなソーシャルインパクト&サステナビリティ戦略を発表した。同社が目指すオープンワールド(Open World)の理念を旅行者体験や地域社会、環境への影響へと拡大し、責任ある行動を促しながら、利用しやすい旅行のエコシステム構築を進めていく。

戦略の柱は、「十分なサービスを受けていない旅行者に向けたサービス向上」「旅行業界の経済的発展」「旅の未来に向けたサステナブルなソリューションの開発」の3つ。

「十分なサービスを受けていない旅行者に向けたサービス向上」について、Expedia.comでは、アクセシビリティフィルターを改善し、エレベーター、介助動物対応、手話スタッフの有無などのオプションを追加したほか、LGBTQIA+を歓迎する施設など旅行者向けの検索機能を拡充してきた。今後、より多くの人々が旅行の魅力を体験できるように、寄付金の一部を関連団体への助成に充てる。

また、「旅行業界の経済的発展」については、テクノロジープラットフォームを活用して、旅行ビジネスの多様化を進めていくため、小規模かつ地域密着型のビジネスを支援。旅行業界のスタートアップ企業や中小企業を対象としたプログラムを近日中に開始する。

「旅の未来に向けたサステナブルなソリューションの開発」については、エクスペディア・グループは、⻑期的な気候変動対策計画と、業界全体の変化を促しながら自社の事業をグリーン化するためのロードマップを策定。また、トラベル・ファンデーションと共同で新しいプログラムを開発。地域のDMOにトレーニングと実践的な教育機会を提供し、観光における気候変動対策を考慮しながら、地域での変革を促していく。

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