独ルフトハンザとパイロット労組、賃上げとスト見合わせで合意

独ルフトハンザとパイロット労組、賃上げとスト見合わせで合意
 9月12日、ドイツ航空大手ルフトハンザ航空とパイロット労組(VC)は、980ユーロ(998.23ドル)の賃上げを含む労働条件で初期的な合意にこぎ着けた。独フランクフルトの空港で2日撮影(2022年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[フランクフルト 12日 ロイター] - ドイツ航空大手ルフトハンザ航空とパイロット労組(VC)は、980ユーロ(998.23ドル)の賃上げを含む労働条件で初期的な合意にこぎ着けた。合意に基づき、労組は2023年半ばまでストライキを見合わせる。航空会社と労組の双方が12日に明らかにした。
ルフトハンザによると、来年6月30日までの休戦期間中に、労組と会社は今回の合意をより幅広い協定に拡大することを目指すという。
労組によると、今回の合意によりパイロットは2段階でそれぞれ490ユーロの基本月給の引き上げを受ける。1回目の賃上げは22年8月1日から遡及的に適用し、2回目は23年4月1日付で適用する。
ルフトハンザ航空のパイロットは今月2日にストを決行。数百便のフライトがキャンセルされ、夏の旅行シーズンに深刻な混乱を招いた。
ストと人員不足により、ルフトハンザを含む複数の航空会社はこの夏、既に数千便の欠航を余儀なくされている。主要な空港には長い行列ができ、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)を経て旅行を再開しようとしている人々は不満を募らせている。

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