韓国 8月限定ビザなし渡航認める 日本や台湾の観光客に

韓国政府は外国人観光客の増加を促そうと、日本や台湾などからの観光客を対象に今月に限り、ビザなしの渡航を認めることになりました。

これは外国人観光客の誘致を図るソウル市が韓国法務省や保健当局などと協議した結果として3日、発表しました。

それによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大前に、韓国への旅行客が特に多かった日本と台湾、それにマカオからの観光客は、今月31日までに限り、観光ビザを取得することなく韓国を訪れることができるということです。

韓国政府は、おととし3月から日本に対するビザの免除を停止していて、期間限定ではあるものの、およそ2年5か月ぶりにビザなしの渡航が再開することになります。

ただ、韓国への入国の際には、新型コロナの陰性証明書が必要なほか、出発の72時間前までに電子渡航認証システムで承認を受ける必要があります。

韓国では新型コロナの新規感染者が再び増加傾向にあり、ソウル市や保健当局では外国人の入場を見込んでいるK-POPコンサートの入場客を定員の50%までに制限するなど徹底した感染対策をとるとしています。