世界各国がコロナ関連の入国要件を撤廃するなどして旅行需要が急速に回復しているが、企業などの業績でもその効果が見えてきている。

例えば航空業界では、カタール航空とエティハド航空が6月までの上半期業績で過去最高益を記録。また、米Travel Weeklyによるとラスベガス空港でも6月の旅客数が470万人となり、単月の過去最高を更新した。

また、英国のTravel Weeklyによると、ヒースローでも10日間の旅客数が100万人を超え、2019年のクリスマスシーズン以来の繁忙となっているところ。7月から9月までの累計旅客数は1300万人と見積もっているという。

ホテル業界では、米国の6月のADRがインフレもあって過去最高を更新。ロンドンでも同様に7月のADRとRevPARが単月の過去最高記録を塗り替えた。また、クラブメッドでも「過去最高の夏」を予測している

このほか、BTN Europeによるとレンタカーのエイビスバジェットグループも第2四半期の収益が過去最高を更新。高需要と単価の上昇が追い風となっている。