独ルフトハンザ操縦士労組、賃上げ要求でスト権確立

独ルフトハンザ操縦士労組、賃上げ要求でスト権確立
 ドイツの航空大手ルフトハンザ航空に賃上げを要求している操縦士労組は7月31日、スト権確立の組合投票で97.6%の賛成を得たと発表した。フランクフルト空港で2020年9月撮影(2022年 ロイター/Ralph Orlowski)
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツの航空大手ルフトハンザ航空に賃上げを要求している操縦士労組は7月31日、スト権確立の組合投票で97.6%の賛成を得たと発表した。組合幹部によると、必ずしもスト決行は意味しないが、建設的な措置が取られることが必要だとの会社側へのメッセージだという。
組合は今年の5.5%の昇給のほか、物価上昇分を補塡する自動昇給を要求している。
ルフトハンザの広報担当者は、交渉で建設的な解決に至ることを望んでいるとした。
同社では既に地上職組合が27日にストを決行し、1000便以上が欠航した。
これと別に、ルフトハンザ傘下のスイス・インターナショナル・エアラインズ(SWISS)操縦士組合は31日、労働協約案が8割の反対で否決されたと発表した。できるだけ早くに経営側との交渉を再開するとしている。

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