【7月27日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)に出場する32チームが、アラブの宮殿を模した高級ホテルやウェルネスリゾートを拠点とすることが、国際サッカー連盟(FIFA)から26日に発表された。

 FIFAの発表によれば、32チーム中24チームは「半径10キロ圏内に滞在し、それによって大会のスリリングな雰囲気がドーハ内と周辺に集中する」。11月18日から始まる大会の期間中は、いずれのチームもカタール国内に滞在する。

 前回王者のフランスが拠点とするのは高級リゾート施設のアルメシラ(Al Messila)。同施設は「プライベートな宮殿の設定」と銘打ち、滞在費は1晩2500ドル(約34万円)以上に上る。

 ドイツはペルシャ湾(Persian Gulf)に臨むズラル・ウェルネスリゾート(Zulal Wellness Resort)を利用する。同施設は中東最大のウェルネスリゾートをうたい、オーナーはカタールの王族。ロイヤルスイートの宿泊代は1晩1万ドル(約137万円)以上になる。

 イングランドはスーク・アルワクラ(Souq Al Wakra)ホテルに滞在。当局は近くの公共のビーチの一画を閉めきり、ハリー・ケイン(Harry Kane)ら代表チーム専用にすることを考えている。

 ブラジルは市中心部の大通り沿いにあるウェスティン(Westin)ホテルを選択。リオネル・メッシ(Lionel Messi)を擁するアルゼンチンとスペインは、練習グラウンドの徒歩圏内にあるカタール大学(Qatar University)の「高級」宿泊施設を選んだ。(c)AFP/Tim Witcher