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JR東海、最終黒字470億円 4~6月期運輸収入が回復

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JR東海が27日に発表した2022年4~6月期連結決算は、最終損益が470億円の黒字(前年同期は284億円の赤字)だった。4~6月期の最終黒字は19年以来3年ぶり。新型コロナウイルスの流行が一時的に落ち着き、ゴールデンウイーク(GW)の東海道新幹線の利用などが伸びた。純利益は証券アナリストの事前の平均予想(241億円)を上回った。

売上高は前年同期比71%増の3093億円。このうち運輸収入について同社は新型コロナウイルス禍前の18年4~6月期と比べ60%の水準まで戻ると見込んでいたが、70%の2358億円だった。

東海道新幹線も主力の定期外収入が7割まで回復した。利用者数は平日が18年4~6月の63%、休日は同74%だった。ビジネス客より、観光客の回復が早かったようだ。人気の旅行キャンペーン「そうだ 京都、行こう。」のテレビCMの放映を6月末、2年半ぶりに再開した。混雑する観光地や時期を避ける「ずらし旅」キャンペーンとあわせて、旅の多様化に取り組んだ。在来線の定期収入は同86%だった。

23年3月期通期の業績予想は据え置いた。新型コロナの流行が再び広がっており旅行者の動きが不透明になっている。売上高は前期比42%増の1兆3320億円、最終損益は1460億円の黒字(前期は519億円の赤字)を見込んでいる。

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