世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は7月25日、米国の旅行観光産業の人手不足について今年は最大41.2万人分の職が埋まらない状態が続くとのレポートを発表した。上半期では32.1万人分が未就業で、5.4%の不足。

米国の旅行観光産業では2020年に雇用が35.9%減少し、これまでに12.4%、48万人分の雇用が戻ってきたが深刻な人手不足は続いており、特に宿泊業界は約14%の職が埋まっていない状況という。

今後の産業のリカバリーを考えると人材確保は急務で、WTTCでは国内だけでなく海外からの労働力獲得も必要と指摘している。