コンビニエンスストア大手のセブン‐イレブン・ジャパンは、全国のセブン-イレブン店舗でマルチコピー機を活用した「新型コロナワクチン接種証明書」の即時発行サービスを8月17日から開始する。サービス開始時に一部自治体では非対応となるが、全国7割強をカバーするという。
海外渡航時や国内ツアー旅行、イベント参加時などに利用されるワクチン接種証明書。自治体窓口での申請、デジタル庁が提供するスマートフォン専用アプリでの取得に加えて、新たにセブン-イレブン店舗での即時発行が可能となる。
セブン&アイ・ホールディングスの広報担当者は、「自治体窓口での申請では即日発行できないケースもあった。スマートフォンを持たない人たちの利用も見込んでいる」と話す。
ワクチン接種証明書は、店内のマルチコピー機で発行。操作時はマイナンバーカードも必要となる。利用時間は、午前6時30分から午後11時まで。「日本国内用」「海外用及び日本国内用」のいずれも発行できる。発行料は120円。
海外用の発行にあたっては、自治体窓口、もしくはスマートフォン専用アプリで海外用の接種証明書を取得しておく必要がある。
コンビニでの即時発行サービスは、セイコーマートが今月26日から北海道などの一部地域でスタートするが、全国規模では、セブン‐イレブン・ジャパンがいち早く展開を表明。ローソン、ファミリーマートは導入の検討をしているものの、時期については未定としている。