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東武鉄道、新型特急「スペーシアX」 2023年7月投入

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東武鉄道は15日、東京・浅草から栃木県日光市を結ぶ特急スペーシアに導入する新型車両の名称を「スペーシアX」とすると発表した。ラウンジやソファ席を設けるなど高級感を高めた内装が特徴だ。2023年7月に導入し、料金は通常の運賃に加え、特急料金が1940円から。利用目的に合わせた複数の座席タイプを用意し、多様化する観光ニーズを取り込む。

新型車両「スペーシアX」は6両編成で、23年7月15日から2編成で運行を開始し、その後運行数を4編成に増やす。浅草駅と日光線の東武日光駅、鬼怒川線の鬼怒川温泉駅をそれぞれ結ぶ。毎日2~4往復程度で導入する予定という。

新型車両では、スタンダードシートとプレミアムシートの2種類の座席に加え、ソファを配置した「コンパートメント」タイプ、車両の一部を貸し切りで使える「コックピットスイート」タイプなど4種類の特別座席を用意する。運賃とは別に追加でかかる特急料金はスタンダードが1940円と、従来の平日1360円から約4割高い。コンパートメントタイプは1室あたりプラス6040円、最も高額なコックピットスイートは1室プラス1万2180円で乗れる。

従来の特急スペーシアは1990年に導入され、同社として初めて個室を設置するなど観光要素を打ち出した車両。根津嘉澄社長は15日の記者会見で「スペーシアより上質な特急を目指した。乗客それぞれの旅行スタイルにあった座席を選べ、乗った瞬間からわくわくする旅が始められる」と強調した。

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