英テレグラフは7月12日、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相による新型コロナウイルス対策のツケが厳しい景気後退の形で回ってきたと分析する記事を公開した。

ニュージーランドはコロナ禍の初期において豪州とともに厳しい入国制限がロックダウンを展開し、世界から高い評価を得ていたが、現在では深刻なリセッションのリスクが高まっており、筆者は「経済への長期的ダメージを受けずに隠者のような鎖国をすることはできなかったのだ」と評している。

そして、ニュージーランドはコロナ禍を通して国境封鎖と厳しい隔離やロックダウンによる効果を見る実験場となり、「確かに一定数の命が救われたことは間違いない」ものの、これからその代償の大きさが明らかになっていくとしている。