現地レポート:タイ、女性向け素材が充実-TTMポストツアー

  • 2012年7月12日

バンコクに新名所、ますます女性向け素材が充実
ショッピング施設とアンパワーの水上マーケットを紹介

タイ人にも大人気
食とショッピングの水上マーケット

活気あふれるアンパワーの水上マーケット  新名所ではないが、ポストツアーではバンコクから離れ、サムット・ソンクラーン県のアンパワー水上マーケットも視察。メークローン川の支流アンパワー川の両岸とその周辺に小さな商店がびっしりと軒を連なり、水上に浮かんだボートをキッチンとした飲食店も多い。

アンパワーにはお腹を空かせて出かけたい  売り物は食品が多いが、タイでも珍しいものがそろっているといい、バンコクから足を運ぶタイ人の姿も見られる。また、同じくらい多くの雑貨屋もあり、買い物好きにはたまらない。雑多に並んだショップのなかには土産物屋も多いものの、新人デザイナーによる服飾ショップや小さなオリジナル雑貨の店などはバンコクでもお目にかかれず、手作りで世界に1つしかない商品であったりする。飲食店ではぶらぶら歩きながら食べられるメニューも多いので、お昼をはさんで数時間、散策の時間をとるといいだろう。すべてを見るのなら半日は必要だ。

菩提樹の木に覆われたワット・バーン・クンの入り口  バンコクから2時間ほどの距離で日帰りのツアーに組み込まれることが多いが、夜は10時ごろまで盛況とのことなので、マーケットでじっくり時間を過ごし、アンパワー周辺に宿泊するプランがあってもいいのではないか。ショッピングだけでなく、観光を組み込むことも可能だ。メークローン川沿いにはいくつか寺が点在しており、ボートをチャーターして要領よく巡ることができる。

境内にあるムエタイ人形は実物大よりちょっと大きい  その一つが、ワット・バーン・クン。本堂は菩提樹の大木に覆われており、神秘的な様子だ。タイ人の観光客が多く、熱心に拝んだり金箔を仏像に貼りつけたりしているが、小さな寺なので本堂自体は見るのにそれほど時間はかからない。船着き場から寺まで行く道ではミニ動物園のようにヤギやクマなどさまざまな動物が飼われており、えさを購入して餌付けもできるし、境内にはなぜかムエタイで戦う人の人形がたくさん置いてあるので、そこを散策することができる。

ワット・バーン・クエノイの壁画。精緻を極めた細工が美しい  ほかに、ワット・バーン・クエノイもあり、こちらは壁に描かれた木彫りの仏教画が有名。細かい描写までなされており、これが人の手になるものかと驚かされる。こちらでは僧侶の宿坊も見学することができ、信心深いタイの人々が僧侶のお浄めなどを受けたりしている。

 どちらも小さいがなかなか見応えがある。外国人観光客は少なく、FITでガイドを雇って来る人がいる程度。穴場的なので、リピーターにも喜ばれるのではないだろうか。アンパワー付近ではほかに、ホタル観賞も有名である。