チャーター本数、3Q累計は22%減-外航、タイや中国など増加

  • 2012年3月13日

▽外航は半数が定期チャーター、日系はビーチメイン

 累計を出発別で見ると、日本発チャーターでは外航が17%減の1782本となった。JATAによると、外航の場合、定期チャーターや2ウェイチャーターなどによる日本発とチャーター就航地発の混乗便は、それぞれ0.5便ずつ日本発、外国発に振り分けている。日本発のうち混乗は約49%にあたる877本で、その9割以上が定期チャーターでの運航だった。定期チャーターはタイ、ロシア、中国、台湾の4市場で運航されており、エイチ・アイ・エス(HIS)が2011年から開始したビジネスエアー(8B)や、春秋航空(9C)の茨城・高松/上海線などがあげられる。

 一方、日系の日本発チャーターは32.8%減の295本だった。日本航空(JL)は11年第3四半期累計で約300本のチャーターを運航。このうちパラオが約100便、ハワイが約80便、アラスカが約30便だった。一方、全日空(NH)はホノルルをメインにハワイ、香港など計14本のチャーターを実施。うち8本が地方発となった。

 なお、外国発チャーターは外航が24.9%減の2387本、日系が550%増の13本となった。