ブライデ・リバー・キャニオン
クルーガー国立公園のサファリ・ツアーとの組み合わせも可能
ヨハネスブルグから小型機で約45分、ムプマランガ州にあるブライデ・リバー・キャニオンはアメリカのグランド・キャニオン、ナミビアのフィッシュ・リバー・キャニオンに次いで世界で3番目、緑で覆われた渓谷としては世界でも1番の規模を誇る雄大な峡谷です。
峡谷を一望する「ゴッズ・ウィンド(神の窓)」と呼ばれるビューポイントや160以上ある大小の滝、川の浸食でできた岩穴「ポットフォールズ」など、見所がたくさん。緑豊かなドライブウェイを行くパノラマ・ルートのほか、馬に乗ってみたり、あるいは気球に乗って空から眺めたりと、さまざまな楽しみ方があります。
観光開発が進む都市部と比べ、手付かずの自然が満喫できる穴場スポットと言えます。空気の澄む冬季が観光に適しており、ちょうど動物観察にも向く時期なのでクルーガー国立公園のサファリ・ツアーとの組み合わせることも可能です。
ピルグリムズ・レスト
ジャカランダの並木道に注目
ブライデ・リバー・キャニオン自然保護区内にある街「ピルグリムズ・レスト」は、1873年、イギリス人のアレックス・パターソンが近郊のローン・ピーチ・クリークで金を発見したことにより、ゴールドラッシュで発展してできた街。現在も日用品を揃えるための店やレストランが当時のまま残り、「生きた博物館」として自然保護区内の人気観光地の一つとなっている。「ロイヤル・ホテル」という5ツ星ホテルもあり、快適な滞在も可能です。
またこの街には、約50mにわたってジャカランダが植えられた並木道があります。可憐な紫色の花が咲くジャカランダは南アフリカを代表する花のひとつで、満開の季節は10月頃からです。このシーズンには街中が紫色に染まる、といわれるプレトリアがジャカランダのお花見地として知られていますが、実は北東部のムプマランガ州にあるこの地でも、そのすばらしい景観を見ることができます。 |