![世界の味が融合する南ア料理 歴史がそのまま反映したバラエティ 南アフリカグルメとは](img/culture_2/title_01.png)
南アフリカの歴史によって育まれた多様な文化は、もちろん食にもおよびます。ヨーロッパ、インドネシア、マレーシアなどから移住してきた人々によってアレンジされた異国料理がアフリカの伝統料理に融合したものが、南アフリカン・キュイジーヌであるといえるでしょう。
アフリカの正統な料理は肉類が多く用いられ、バーベキューやポイキと呼ばれるポットで煮込んだシチューが主流です。また、ケープ料理として知られるのは「ケープ・マレー料理」で、その昔南アフリカに上陸したマレー人の影響で香辛料をたくさん使って作る料理が定着したものだと言います。
ひき肉を使ったカレーのような「ボボティ」はその代表例です。主食は「パップ」と呼ばれる乾燥したトウモロコシ粉を炊いたもの。伝統的な味ですが、今でも多くの人々に食されています。
南アフリカの料理はシニアや小さな子供のいる家族連れにも問題なく対応できるバラエティが自慢なのです。