Photo NEWS Vol.034

セントパンクラス駅、ロンドンの新ランドマークに

11月14日、ロンドン中心部にセントパンクラス・インターナショナル駅がオープンし、ユーロスターの発着駅となった。これにより、ビジネス街や観光名所へのアクセスが便利になるほか、ユーロスターの定時性向上、最高時速約300キロメートルでの運行が可能となり、所要時間が例えばパリまでは20分、ブリュッセルまでは29分短縮となった。また、駅内にはマーケットやショップ、レストランなども設置され、駅そのものに楽しみを求めて訪れるロンドン市民も多かった。(取材協力:レイルヨーロッパ、ヴァージンアトランティック航空)

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セントパンクラス駅で最も目を引くのは、頭上に輝く巨大なガラス張りの天井 駅の建物は従来のゴシック様式のアーチ群と赤レンガを多用した設計に基づいて修復工事がされ、随所にその趣きが見られる ヒースロー空港から乗継ぐ場合は、ヒースローエクスプレスでパディントンへ行き、パディントンから地下鉄のキングスクロス駅(写真)へ。この階段がセントパンクラス駅の連絡通路に繋がる 階段を上がると、案内板がある。現在、キングスクロス駅は開発中で、2009年にはセントパンクラスと直結する「キングスクロス・セントパンクラス地下鉄駅」が完成する予定 地下鉄からセントパンクラス駅に出ると、すぐにユーロスターのチケット販売エリアへ
チケット販売カウンター。日本で購入した場合は日本のGSAで発券しているが、予約も購入もしていない場合は、ここでチケットを購入する eチケット用の発券機があり、利用者も多い。このほか、チェックインエリア付近にも充実していた チェックインエリアには発着の案内板が多数掲げられ、分かりやすい チェックイン機。ビジネスとレジャーに分かれており、こちらはビジネス用。この奥にパスポートコントロールとセキュリティがある セキュリティを通るとビジネスラウンジを含めたエリアがある
ビジネスラウンジは建設中。今のところは仮設だが、ドリンクや軽食も提供 段差のないエスカレーターで、プラットフォームのある2階へ エスカレーターを上るうちに、頭上のガラスの天井が目に入ってくる プラットフォーム。乗務員が出迎え、希望すれば荷物を中に入れてくれる ユーロスター。一等車のビジネス車両
セントパンクラス駅は駅としての機能のみならず、駅そのものが目的地となるショップやレストランなどの店舗も豊富。ここはベーカリー ベーカリーはチェックインエリア付近にある。スイーツも充実 最も人気の店舗が、120席ある世界最大のシャンパンバー。ロンドンの人々も多く訪れる 地下鉄の入り口付近にある大きな赤いポストは、待ち合わせスポットに最適 セントパンクラス駅の外。まだ開発中だが、タクシー寄せなど徐々に完成しつつある