Photo NEWS Vol.030

ニューオータニのラグジュアリーホテル「禅」オープン

ホテルニューオータニは10月13日、ホテル・イン・ホテルとして、ザ・メインに「エグゼクティブハウス禅」をオープン。主力のデラックスルームが6万9700円のラグジュアリーカテゴリーで、訪日外国人や日本人の富裕層のニーズ多様化に対応する。都内初の女性支配人となった古川希代子氏は、競争激化する都内のラグジュアリーホテルにおいて「ハードは予想以上に良い。禅のコンセプトに基づく日本の最高のサービスを提供していく」と自信をのぞかせた。当日のニュースはコチラ
随所に「禅」の境地である自然に身をゆだねて得られる心地よさを、五感で感じられる配慮が見られる。ザ・メインの正面玄関では禅の悟りの境地を表す「円相」をデザインしたモチーフで出迎え。 中央が古川総支配人。専任スタッフ13名を配し、ユニフォームも禅を感じられる水墨の黒を基調にした専用デザインで作成 「禅」はザ・メインの11階・12階に位置。エレベーターホールに専用エントランスがある 館内は「墨」を貴重にしたカラーとデザインでまとめている 主力とするデラックスルームは全27室。各部屋で個別に室温を調整できる新空調システム「AEMS」を開発し、客室あたりのCO排出量を70%削減に成功
窓は熱や紫外線を50%カットできるフルハイアトウインドウを採用庭園や眼下に広がる赤坂御所の緑の景色が見られるよう、あえて。あえて11階・12階に設定した デラックスルームのバスルーム。入浴しながらも外の景色が見られる 「禅」らしく、シンプルで和モダンなアメニティが揃っていた ジュニアスイートは67平方メートルから76平方メートルで18万5200円から。ここはリビング 全87室のうち、スイートの客室は8つ。全てにビジネスデスクを設けている
ジュニアスイートのベッドルーム。カテゴリーのみならず、それぞれの客室で若干デザインにも変化をもたせている 広々としたバスルーム。墨をイメージしたオリジナルの石鹸やフェイス、足元用リラックスシートなど、アメニティも充実 ローズやグリーンのバスオイルもあるで開放的なバスタイムを期待できる ウォークインクローゼットも十分な広さ。浴衣の用意もある 「禅」で最も広いガーデンスイート。ドア付近のインテリアにも心配りが見られる
エグゼクティブガーデンスイートは2室あり、広さは102平方メートルと115平方メートル。1泊30万7000円から。ここはダイニング ダイニングとリビングの間には、盆栽などを配置し、禅の境地を演出 リビングのテーブルには、枯山水の石庭のミニチュアが造られている バスルームにはマッサージ用のベッドも シャワーには腰掛を配し、バスタブには入りやすいように石段が設けられている
「禅」のエグゼクティブラウンジ。ここでチェックインやミールサービス、コンシェルジュ機能を備える ラウンジ入り口にカウンターがある。ラウンジのスペースは左右に広がる細長い形 座席は窓側にあり、美しい眺望がたのしめる 座席は窓側にあり、美しい眺望がたのしめる 壁側のテーブル席も窓を向いている
朝食には、世界一のクロワッサンといわれる、ピエール・エルメによるクロワッサンを提供。その他、エルメ氏おすすめのチーズや薬膳粥なども用意 「禅」のオープンは、100億円を投じたザ・メインの「ハイブリッド・ホテル」化の一環。これはザ・メインの通常デラックスルーム 安藤広重をテーマにした「HIROSHIGEスイート」は150平方メートルの広さで、展覧会などの開催もできるほど。31万5000円 ベッドルームはセミダブルサイズのツイン バスルームだけで約25平方メートル。低層階のシングルユースで用いるダブルルームとほぼ同じ広さを誇る