Photo NEWS Vol.029

ホーランドアメリカ「アムステルダム号」、横浜に寄港

ホーランドアメリカ(HAL)のフラッグシップ船「アムステルダム号」が10月4日、2年ぶりに横浜に寄港した。これに伴い、開催した船内見学会は、旅行会社に加え、顧客や将来、クルーズ旅行を楽しむと見込むお客様の招待を可能とするユニークな試みで、100名の見学者が乗船。プレミアムシップのリーダーと称される同船の優雅な内部を鑑賞し、クルーズ旅行への思いを馳せた。
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大さん橋に停泊中のアムステルダム号。周辺景色とのコントラストで船の大きさに注目 客船の大きさは6万1000トン。当日はほぼ定員の1195名の乗客があり、キャビン見学ができなかったほど HALの客船には、船首の上部のデッキに「クロウズ・ネスト」(カラスの巣)というバーがある。眺めが良く、みなとみらい地区が一望 「クロウズ・ネスト」から外へ。ウッドデッキの目地にはゴムを施し、歩きやすい。ハンディキャップの人全員が乗れる船をめざし、専用部署も設けている プールの屋根は可動式。アラスカクルーズでも晴れていればオープンにし、氷山を見ながらプールでのんびりくつろぐことも
テニスコートにもバトミントンコートにも、バレーコートにもなる HALの客船のうち、ファンネルが2本あるのが旗艦船の印。アムステルダム号とロッテルダム号の2隻ある HALはシニアのみならず、子供の乗客も大切にしており「クラブHAL」というキッズルームを設ける。子供には毎日、ぬいぐるみなどのギブアウェイも提供 クラブHALに併設する子供用トイレ。かわいらしい上に子供には機能的 ビュッフェ「リド・レストラン」。カジュアルな料理も並ぶ
ビュッフェの廊下も広々。歩きやすいスペースを確保 現在はシアトルが本拠地だが、オランダで設立されたクルーズらしく、内部にはデルフト焼のタイル画が飾られている プールサイドにはバーが完備 フィットネスセンターには、各種マシンのほかスタジオスペースもある。デトックスなど、健康増進のプログラムや機器も用意 フィットネスセンターの奥には岩盤浴とスチームサウナのある「スチームルーム」も
フィットネスセンターの奥には岩盤浴とスチームサウナのある「スチームルーム」も スイートクラスのみのフロアには専用ラウンジ「ネプチューンラウンジ」もある。コンシェルジェも配備 当日は旅行会社がお客様を招待。合計100名が見学していた。ここはカフェ スポーツバー、奥にはカジノなど大人の娯楽も揃う。カジノは航行中のみオープン ライブラリ。机にはチェスやクロスワードパズルなどのゲームも
ショッピングアーケード。宝飾品やスワロスキーのほか、化粧品、ロゴショップなどが揃う クルーズのルート。今回の「アジア太平洋クルーズ」は、シアトルを出航しサンディエゴまで約2ヶ月間の日程。指し示しているのが日本の位置 アトリウムのシンボルとなっている時計。アムステルダムのアトリウムはHALの中でも最も美しいといわれている アトリウムのシンボルとなっている時計。アムステルダムのアトリウムはHALの中でも最も美しいといわれている シアター。アムステルダムのショーは2回制。両方とも食事の後に開催するので、時間を気にせず楽しめる
カリナリー・アート・センター。HALのほぼ全船に入っている。有名なシェフの料理ショーや講座の場で、カーテンを締めれば映画館にもなる クルーズ中は約10名ほどの写真家が乗船し、クルーズ中の風景を撮影。これらのボードに張り出して販売する ワイン・テイスティング・バー。各種銘柄の試飲が可能 ピナクル・グリル。席料としてディナーでは30米ドル。ランチは15米ドルが必要 メイン・ダイニング。食事は4回制で、好きな時間を選べる
メイン・ダイニング。食事は4回制で、好きな時間を選べる アメリカを拠点とするクルーズらしく、お勧めメニューはサーロインステーキ。脂肪が少ないのにやわらかく、肉本来の深い味わい レストランはもちろん、エレベーターなど、随所に消毒アルコールが設置されていた 大さん橋では、アムステルダム乗客向けに、日本文化を紹介する催しが開催されていた 大さん橋の「くじらのせなか」から見た、アムステルダム全景