VIVA STUDENT
海外教育旅行メールマガジン 7月号
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マレーシア政府観光局 海外教育旅行を成功させるための提案

教育旅行の受け入れに意欲を示す

  東南アジアの中心に位置する多民族国家マレーシアは、豊かな自然、多様な文化、美しいビーチリゾート、温かい人々のホスピタリティーと、どの要素をとっても教育旅行の目的地として最適な条件を備えています。そんなマレーシアの魅力を最大限に満喫し、なおかつ高い教育効果が期待できるのがホームステイです。素朴なマレーシアの人々の家族となって、忘れられない時を過ごすホームステイ・プログラムが、いま注目されています。こうしたタイミングを捉えて、社団法人日本マレーシア協会とマレーシア・ホームステイ・プログラム協会、そして株式会社エーティービーが共同で文化交流セミナー「マレーシアでホームステイ」を開催しました。
挨拶するラムラン公使
挨拶するラムラン公使


10万人の日本人がホームステイを体験
  去る6月17日に東京中央区の月島社会教育会館ホールで開催された「マレーシアでホームステイ」では、ビデオによるプレゼンテーションを含め、さまざまな角度からホームステイが紹介されました。
   セミナーの冒頭で挨拶に立ったラムラン・キミン駐日マレーシア大使館公使によれば、マレーシアはホームステイによる国際交流の効果に早くから着目し、1988年から観光省が中心となってホームステイ・プログラムの整備に取り組んできたとのことです。観光省がホームステイ受け入れにふさわしい条件を備えた村や家庭を認定し、外国人が安心してホームステイを体験できる環境作りに取り組んでいます。現在は全国で124村・3647家庭が受け入れ先として認定され、約4000部屋の受け入れキャパシティーがあります。ラムラン公使によれば「これまでに10万人以上のホームステイを受け入れてきた」とのことで、今後もより多くの日本人のホームステイを受け入れ、「マレーシアの農園体験やエコツーリズム体験を通じて、あるいはマレーシア料理や武術、舞踊等の習得を通じて両国の交流が深まることを期待しています」と述べました。
入江理事(右)とサハリマン会長(左)
入江理事(右)とサハリマン会長(左)


新パンフレットも配布中
  今回のセミナーでは、マレーシアのホームステイの魅力を具体的に説明する紹介ビデオも上映されました。ビデオはホームステイの概要や滞在中のアクティビティーを紹介しているほか、実際のホームステイ体験者のコメントも収録。学生・生徒の率直な感想や、ホームステイの教育効果に対する先生方の評価を聞くこともできます。ビデオは17分ほどの内容で、日本マレーシア協会などで借りることもできます。また、マレーシアのホームステイの魅力を解説した新しいパンフレットも完成し、マレーシア政府観光局や日本マレーシア協会で配布しています。

アジア人同士の交流に感動あり
  実際に教育旅行として各国のホームステイを実施した経験がある全国国際教育研究協議会常務理事の入江祥史氏(文京学院大学女子高等学校教諭)は、マレーシアのホームステイの優れた点について「同じアジアの人々と交流できるという点で、欧米でのホームステイにはない感動を味わえます。また現地側が新聞報道されるほど大歓迎してくれることや、大賢プログラムの豊富な点なども大きな魅力です」と指摘しました。
  さらに入江氏は、マレーシアのホームステイに際して暑さや防虫に対する過剰な心配は不要だとして「例えば日本でも猛暑はあり、それと比較したらマレーシアの方がしのぎやすいかもしれません。虫についても、心配して持って行った防虫スプレーを結局一度も使わずに持ち帰った生徒もいました」と実体験をもとに説明してくれました。

3日間のホームステイ・サンプルスケジュール
 マレーシアのホームステイの魅力を紹介する新しいパンフレット「HOME STAY 『ウェルカム』が『おかえり』にかわる出会い・・・」ではホームステイのモデルコースを掲載しています。その中から3日間のホームステイ・サンプルスケジュールを紹介します。

マレーシア民族舞踊団「ムカール・ブダヤ」のショーが来場者を楽しませた マレーシア民族舞踊団「ムカール・ブダヤ」のショーが来場者を楽しませた
 1日目
10:00 空港に集合
10:30 チェックインを済ませてマレーシアへ出発
17:30 マレーシア・クアラルンプール国際空港へ到着
18:00 ホームステイするカンポン(田舎)に到着。村長さんが出迎えてくれ、歓迎会も
19:00 ホストファミリーの家に到着
19:30 村では結婚式のデモンストレーションを用意してくれており、生徒も新郎(または新婦)役として参加。さっそくマレーシア文化体験
21:30 模擬披露宴やお祝いのダンスの後に食事
 2日目
10:00 隣村へ出発
11:00 隣村では伝統工芸品作りや、現地の子供たちがやるゲームに参加、午前中をフルに楽しむ
13:00 昼食後にはマレーシアの民族衣装に着替えて村の人々と記念撮影
14:00 マレーシアの伝統舞踊を鑑賞。途中から生徒達も踊りや民族楽器に挑戦
17:00 今度は足に自慢の生徒がセパタクローに挑戦
18:00 村の屋台で現地式のディナータイム
 3日目
10:00 朝食から自ら台所に立ちマレー料理作りに挑戦
10:50 自分で作ったサテーなどのマレー料理で朝食
13:00 午後からはラフティング体験
13:30 準備を済ませて、いざ川へ。ゴムボートやカヌーで川下り体験
16:00 夕方の市場を訪れて、日本へのお土産品をお買い物
18:00 帰国までの最後のひと時に名残を惜しむ
19:00 クアラルンプール国際空港の免税店で最後のお買い物


写真提供:マレーシア政府観光局
*詳細はマレーシア政府観光局のホームページをご覧下さい。
www.tourismmalaysia.or.jp