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海外教育旅行メールマガジン 7月号 | ![]() |
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![]() ハワイ州観光局では、修学旅行でハワイを訪れる学校に対し、ハワイの伝統文化や歴史、自然などを体験したり見学したりするプログラムを積極的に提案しています。またハワイには日本人にも馴染みのある物産や製品が数多くあり、こうした物産が作られる過程を工場見学したり、実際に味わってみたりすることも勧めています。参加生徒たちの身近な関心事に近い話題を取り上げることで、修学旅行の教育効果をさらに向上させることができると考えられます。そうした観点から、前回はマカデミアナッツとキャンディーの工場見学を紹介しましたが、今回はオールド・コロア・タウン、グアバ・カイ・プランテーション、フォスター植物園の3つの素材を紹介します。 |
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オールド・コロア・タウンはカウアイ島のワイコモ川の河口に位置するコロア港を中心として形作られた町で、20世紀初頭のカウアイ島の様子を物語る建物や街並みが保存されています。ここを訪ねてみれば、砂糖やオレンジ、サツマイモなどの積み出し港として、あるいはハワイで3番目に大きな捕鯨基地として栄えた、往時のカウアイ島の様子をしのぶことができます。また、ここには日系移民の手によって建てられた建築物も多く残り、移民の歴史を振り返りながら、ミニ・ヒストリック・ウォーキングをすることも可能です。 オールド・コロア・タウンの中には、次のような見どころ、歴史的建築物があります。 ![]() ▽ ザ・コロア・ホテル カウアイ島のホテル第1号にして19世紀末に建てられたのがザ・コロア・ホテル。オアフ島からやって来る行商人や、カウアイ島を訪れる芸人なども、ここを宿として活躍しました。このホテルの離れには風呂場があり、風呂を好む日本人宿泊者にとても好評を博していたようです。 ![]() ▽ 奥村ビル オールド・コロア・タウンに残る唯一の2階建てビル。1905年に雑貨店を営む奥村松市氏によって建てられました。1階は店舗で2階は奥村家の住居でした。1950年に閉店するまで45年間にわたってコロアの人々に親しまれた雑貨店でした。 ![]() ▽ USAビル ユーエスエー・ビルではなく、日系の宇佐夫妻が営むウサ・ストアのビルでした。もともとは住宅として建てられたものを、宇佐夫妻が食料品・家庭用品店として使うようになったとされています。 ![]() ▽ カハレワイ・ビル もとコロア郵便局の局舎で、その後は軍隊のパン工場としても活用され、雑貨店、時計修理店、美容室、洋装店などとしても活用された建物です。 |
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![]() ▽ 田尾ビル 日本で生まれ、親と共にハワイに渡ってきた2人の日本人が、コロアで出会い田尾夫妻として家庭を築き、アイスクリームパーラーを開いたのがこの田尾ビル。祝祭日には、人出で賑わうビーチにアイスクリームやかき氷を運び、商売をしていました。 オールド・コロア・タウンには、上記のような建物を含め、他にも1900年代初頭から太平洋戦争後にかけてのコロアの歴史を物語る建築物が全部で20棟ほどあり、町のほぼ中心地にはコロア歴史センターもあって、教育旅行の訪問地としてもワイキキ・ラハイナでのヒストリック・トレイル同様、有望であると考えられます。 なお、教育旅行で訪れる場合は事前に人数や見学に関する要望について現地側に確認を取ることをお勧めします。 |
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カウアイ島北部のキラウエアにあるグアバのプランテーション。1976年にKilauea Agronomics, INC.(KAI)社が開拓したプランテーションは、現在では広さ450エーカーの敷地に4万3650本のグアバの木が植えられ、ハワイ州のグアバ生産の半分以上がここから出荷されています。オレンジの3倍以上のビタミンCを含有するとされるグアバは南米原産で、ハワイには1791年にスペイン人探検家の手によって運ばれてきました。ハワイの気候がグアバに適していたこともあって、グアバはたちまちのうちにハワイのフルーツとして定着しました。グアバの原種は黄色ないしは薄いピンク色の果肉ですが、このプランテーションで栽培されているビューモント・グアバと呼ばれる種類はハワイ大学が開発した新種で、鮮やかなピンク色の果肉と大振りなサイズが特徴です。 園内ではグアバの試食やグアバジュースの試飲ができるほか、グアバアイスやグアバケーキなども楽しめる。またグアバが原料のジャムやシロップ、さらにはボディーローションなども生産されており、ギフトショップで買うこともできる。 年中無休で開園時間は毎日9:00〜17:00。 なお、まとまった人数で訪問する場合は、事前に連絡することをお勧めします。
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フォスター植物園はホノルル市のダウンタウンにあり、ホノルルにある5つの植物園の中でも最も長い歴史を誇ります。このフォスター植物園の歴史は、カメハメハ三世の王妃が、医師で植物学者でもあったドイツ人、ヒレブランドに土地を貸した1853年までさかのぼります。この土地に建てられた邸宅の庭園が、後に公共の庭園となり、さらに1931年になってフォスター植物園として一般公開されることになったのです。現在、フォスター植物園は5.5ヘクタールの敷地に、140年以上をかけて集められた熱帯植物が植えられています。 世界各地のランを集めた洋ラン園や、古くから生活のさまざまな場面に生かされてきた植物を集めた有用植物園など見どころも豊富。希少種や絶滅危惧種など貴重な植物も多く、年間入園者は7万5000人に達します。日本語のパンフレットも用意され、ボランティアによるガイドツアーも行われております。 開園時間はクリスマスと元日を除く毎日9:00〜16:00。入園料は一般大人5ドル、子供(12歳まで)1ドル。 ガイドツアーは毎週月曜から金曜までの午後1時から。必要に応じて別の時間のツアーの手配も可能ですが、事前に人数などを連絡してください。
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![]() *ハワイ州観光局ではハワイ州修学旅行決定の学校における、 ハワイ講習会を行っています。 (実施例:伊丹高校、上田西高校、県立磯子高等学校)。 ご希望の場合は、ハワイ州観光局までご連絡ください。 |
![]() ![]() 県立磯子高等学校で行われた ハワイ講習会の様子 |