新年明けましておめでとうございます。2009年は長引く経済不況、新型インフルエンザなど旅行業界にとっては厳しい一年となりました。そんな状況下でもラスベガスでは、新たなホテル、エンターテインメント、レストランが続々と誕生し続けています。2010年もラスベガスはアクティブに、“世界一のエンターテイメント都市”として進化を続けます。誰もが間違いなく楽しめる街ラスベガス。一人でも多くのお客様に訪れていただけるよう、今年も様々な情報を皆様に提供させていただきたいと思います。本年もラスベガスの販促にご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
ラスベガス観光局日本オフィス代表 岡部恭子
 

昨年12月、ストリップの中心地にアメリカ史上最大規模のリゾート開発となる複合施設「シティセンター」がオープンしました。先陣を切って12月1日に「ヴェダラ・ホテル&スパ」が開業したのに続き、3日にはショッピング&ダイニング施設「クリスタルズ」、4日には「マンダリン・オリエンタル・ラスベガス」、さらに16日にはシティセンターで最大規模のホテルとなる「アリア・リゾート&カジノ」がオープンしています。2010年には居住専用の「ヴィールタワー」、そしてノンカジノホテル「ハーモンホテル」がオープンを控えています。シティセンターのオープンに合わせて、モンテカルロ〜シティセンター(クリスタルズ)〜ベラッジオを結ぶ無料トラムも再開しました。

シティセンター詳細 http://www.citycenter.com/

クリスタルズ

最新のショッピング&ダイニングスポットとして注目される「クリスタルズ」は、ガラス張りの多面体からなる近未来的な外観で、3フロア、総面積4万6450平方メートルのスペース内に、ルイ・ヴィトンやティファニー、ロベルト・カヴァリ、ブルガリ、カルティエ、バリー、ポール・スミス、ボッテガ・ヴェネタ、ミキモトなどの人気ブランド店が軒を連ねます。ウォルフガング・パックのフレンチレストラン「ブラッスリー・パック」とカフェバー「ザ・ポッド」、女優エヴァ・ロンゴリア・パーカーのステーキハウス(料理はトッド・イング
リッシュ監修)「ベソ」など著名シェフによるレストランも見逃せません。クリスタルズでは2010年に入ってディオール、フェンディ、グッチ、エルメス、プラダ、ベルサーチなどの店舗や新規レストランが順次加わる予定となっています。

 
 

アリアは、世界で最も素晴らしいリゾート体験をお客様に提供することを目的として造られました。シティセンターの象徴として、ここでしか体験できない世界最高のダイニングやショッピング、エンターテイメントをご提供致します。

シティセンターは世界でもトップクラスの都市型リゾートです。世界中で注目を集める数々のブランドが揃うクリスタルズや、洗練された美術コレクション、印象的な建築、そして何より一流のおもてなしが自慢です。

アリアでの滞在が、皆さまの思い出に残るものになれば幸いです。

2009年12月6日朝6時15分、打ち上げ花火の合図とともに「ラスベガス・ロックンロール・マラソン」がスタートしました。ラスベガス・ブルーバード(通称“ストリップ”)を走る同マラソン大会は今大会から車両を完全に通行止めにして開催。まだ夜が明けきらずネオンサインが瞬くなか、車がまったく走っていないストリップを通って、楽しそうにスタート地点に向う参加者の姿が印象的でした。当日は晴天に恵まれて約2万7000人が参加、プレスリーやマイケル・ジャクソン、サンタクロースなど趣向を凝らした仮装のランナーが目をひきます。

同大会日本事務局によると、日本人ランナーの参加は130名ほどとのこと。フルマラソンの終盤コース付近に特設された日本人広場では、和太鼓やダンスパフォーマンスなどのアトラクションや、ツアー会社によるブースが設営され、懸命に走るランナー達に声援を送りました。2010年の大会も引き続きストリップから車両を封鎖、さらにスケールアップして開催される予定です。いつもと違うラスベガスが体験できるラスベガス・マラソンに、より多くの日本人ランナーのご送客をぜひお願いいたします。

ストリップの南に位置するショッピングモール「タウンスクエア」は、ラスベガス・リピーターにもおすすめの穴場的なスポットといえるでしょう。2007年11月にオープンした同モールは、ヨーロッパ調の街並みを再現した広大なスペース内に、アバクロンビー&フィッチ、ホリスター、アメリカン・イーグルなどセレブに人気の専門店や多彩なレストラン、スーパー、シネコンなどが入っており、ローカルにも人気を集めています。自然食品やオーガニックフーズで話題のホールフーズ・マーケットもここにあり、ちょっとしたお土産探しや軽食(スナック、デリ)の調達にも便利です。

ストリップ沿いのホテルからはタクシーや路線バスの「デュース」で気軽に来訪できるほか、広い駐車スペースを併設しており大型バスでもアクセスできるので、ツアーへの組み込みをはじめ、グループ向けのパーティー会場の候補としても検討してみてはいかがでしょうか。

http://www.townsquarelasvegas.com/

 

シティセンターのオープンに合わせ、昨年12月18日よりラスベガスで7つ目のシルク・ドゥ・ソレイユの演目となる「ビバ・エルヴィス」がスタートしました。エルヴィス・プレスリーの生涯と音楽をテーマにした内容で、プレスリーを知らない世代でも、お馴染みの音楽とシルクならではのダイナミックなステージが楽しめるとあって、早くも話題を集めています。

また、ラスベガスでシルクのショーといえば、水をダイナミックに使った「オー」が有名ですが、同じく水を使ったショー「ル・レブ」がウィン・ラスベガスで上演されています。シルクと比べると日本ではまだ知名度が低い同ショーですが、ステージを360度取り巻くように客席を設けたシアターは快適で、その完成度の高いステージは必見のショーのひとつといえるでしょう。なお、シーザーズ・パレスで約2年にわたって上演されてきたベット・ミドラーのショーは2010年1月末で終了となります。

日本からの旅行者にとって、ラスベガスは今まさにお得感いっぱいのデスティネーションです。このところの円高傾向に加え、ホテルの平均客室単価も下がっており、日によってはラグジュアリーホテルに格安に宿泊できるチャンスもあります。近場のアウトレットでのショッピングも、より割安に楽しめるため、浮いたお金でさらにショッピングを楽しんだり、余分にショーを観たり、豪華なディナーを味わったり、ホテルや客室のグレードをアップしてみたり、同じ予算でもワンランク上の滞在を満喫することができます。お得感たっぷりのラスベガスをぜひお客様におすすめください。  
写真提供:LAS VEGAS NEWS BUREAU