松山空港の台北線が3月運航再開 定期国際便は週12便で過去最多に

戸田拓
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 運航を休止していたエバー航空(台湾)の松山―台北線が、来年3月6日から再開する予定になったと愛媛県が7日発表した。松山空港など関係機関との調整を経て確定する。

 休止前と同じ週2便の運航で、松山発着の定期国際便はソウル線、プサン線と合わせて過去最多の週12便になる。

 松山―台北線は2019年7月に就航したが、コロナ禍で翌20年2月から運休。その後、パイロット不足で再開が遅れていた。

 愛媛県の中村時広知事は昨年、台湾の同社を訪ねて再開を要請。今年春と秋に試験的にチャーター16便を運航、ほぼ満席だったという。台湾では日本の桜の人気が高く、3月20日~4月30日は週4便に増便する。

 県は運航再開後に台北で集中的にプロモーションを展開するほか、日本からの渡航促進のため、旅行会社の商品企画や修学旅行利用への支援を検討する。

 再開による経済効果は年間約11億6800万円との試算があり、中村知事は「ビジネス利用を含めた積極的活用を」と呼びかけた。(戸田拓)

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