旅行会社の倒産、19年度は件数・負債とも減少、3月はプラスに
東京商工リサーチ(TSR)によると、2019年度(2019年4月~2020年3月)までに発生した負債額1000万円以上の旅行会社の倒産件数は27件で、前年度の32件から15.6%減となった。前年度を下回るのも30件を下回るのも2年ぶり。また、負債総額は23億円から26.9%減の16億8200万円となり、過去20年間で最も少なかった2018年度の23億円を下回って最少となった。
資本金別では1000万円以上5000万円未満が15件、500万円以上1000万円未満が5件となった一方、1億円以上の企業では発生せず、従業員数別でも5人未満が20件と全体の7割を占め、中小企業が中心であったことが分かる。また、負債額では、1000万円以上5000万円未満が13件と全体の約半分となった。
3月単月については、件数が5件で前年度の4件から増加。また、負債総額も前年度の1億6600万円から4億2200万円へと2.5倍増となった。
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