1月の旅行収支は1513億円の黒字、264億円増加

  • 2017年3月8日

 財務省によると、2017年1月の旅行収支は1513億円の黒字で、黒字幅を前年から264億円拡大した。受取額が429億円増の3175億円だったのに対し、支払額は165億円増の1662億円。日本政府観光局(JNTO)によると、1月の訪日外客数は24.0%増の229万5700人、日本人出国者数は1.9%増の130万人となっている。

 旅客や貨物の航空輸送と海上輸送、建設や金融などを含めた「サービス収支」は2357億円の赤字となり、赤字幅を前年から469億円拡大。航空輸送のうち旅客は、受取額277億円に対して支払額が671億円となり394億円の赤字に。赤字幅は前年から97億円拡大した。海外輸送の旅客は受取額1億円に対して支払額が7億円となり、6億円の赤字で赤字幅は1億円拡大した。

※旅行の受取額は訪日外国人旅行者、支払額は日本人海外旅行者の、それぞれの宿泊費や飲食費など。輸送は旅客や貨物の運賃。